2008年10月29日
日本アルカテル・ルーセント株式会社(本社:東京都品川区、社長:マーティン・ジョーディ)は10月29日、日本の大手移動体通信事業者である株式会社ウィルコム(WILLCOM、本社:東京都港区、代表取締役社長:喜久川政樹)より、同社の次世代PHSに向けた機能向上と容量増大に対応するためのコア/エッジIPソリューションとして、アルカテル・ルーセントのIPサービスルータ・ソリューションが採用されたことを発表しました。
ウィルコムにおいては、既に1年間に及ぶ本ソリューションの実証実験とフィールドトライアルでの機能検証を完了し、2009年10月の次世代PHS商用サービス開始に向けて全国のIPバックボーン・ネットワークに導入する計画です。
株式会社ウィルコム取締役執行役員副社長開発本部長の近 義起氏は次のように述べています。
「次世代PHS の商用化に向け、アルカテル・ルーセントのコアおよびエッジのIPソリューションを用いて着実に準備を進めております。このソリューションはノンストップルーティングでウィルコムの高品質で安定したサービスの提供を支えるだけでなく、将来実現される様々なサービスやアプリケーションを提供するバックボーンとして、新機能の追加や帯域の増強といった拡張性にも非常に優れている点を評価し、採用を決定しました」
ウィルコムは、アルカテル・ルーセントのIPサービスルータ・ソリューション「7750/7710サービス・ルータ(SR)」をIP/MPLSネットワークのコア及びエッジに導入することで、ノンストップルーティングならびにノンストップサービスを基盤とする極めて信頼性および拡張性の高い音声、データ通信向けのネットワークを構築しています。
日本アルカテル・ルーセント社長マーティン・ジョーディは次のように述べています。
「当社の業界最高水準にあるIP製品群の性能により、ウィルコムは顧客からの厳しいサービス品質や安定性に対するニーズに対応しつつ、次世代のPHSサービスへと移行できるのです」
アルカテル・ルーセントと伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は本プロジェクトの導入を担当します。CTCの取締役兼副社長執行役員の中野 亨氏は次のように述べています。
「当社は、次世代PHSに向けたウィルコムのネットワーク移行という重要なプロジェクトに参画できることをうれしく思います。当社は全力でプロジェクトを遂行しており、アルカテル・ルーセントと協業して極めて信頼性と拡張性の高いIPサービスソリューションを活用していきます」
世界90カ国以上の230社を上回る通信事業者がアルカテル・ルーセントのIP/MPLSポートフォリオをネットワークのIP化における重要な要素として選択しています。アルカテル・ルーセントはIP/MPLSエッジ市場で第2位のシェア(Ovum RHK社調べ)を占めています。
<次世代PHSについて>
「次世代PHS」(eXtended Global Platform:XGP)は現行PHSの技術をベースとして、OFDM技術やMIMO技術といった最新技術を付加して無線高速伝送を実現する通信システムです。
ウィルコムは、「次世代PHS」のサービスブランドネームを 「WILLCOM CORE/ウィルコムコア」(Communication Of Revolution & Evolution)とし、PHSと同様に約16万局からなるマイクロセルネットワークという世界に例を見ない「革命」的な技術により、「進化」を遂げていくことで自由なブロードバンドを実現し、お客さまのコミュニケーションやビジネスの「CORE」となるプラットフォームを目指してまいります。
また、「次世代PHS」はPHS MoU Group(PHS国際化推進団体)において標準化、さらにはITU(国際電気通信連合)において、BWA(広帯域無線アクセス)システムとして勧告化された技術(XGP: ITU-R M.1801)です。
<ウィルコムについて>
ウィルコムは、日本国内において PHS サービスを提供する、モバイルデータ通信のリーディングカンパニーです。データ通信のみならず、業界初となる音声定額サービス「ウィルコム定額プラン」を2005年5月に開始するなど、新しいサービスを次々に市場に投入し、現在の累計加入者数は460万加入(2008年7月末現在)を超えています。
URL:http://www.willcom-inc.com/(英語・日本サイト)
<伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)について>
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、フロント系基幹システムや大規模基盤システムの構築、さまざまな業務知識に基づくアプリケーション開発、さらにデータセンターを活用したアウトソーシングサービスに強みを持つソリューションプロバイダです。先進のITベンダー各社とのリレーションによる優れた技術力と、充実した運用・保守サポート体制による高い信頼性により、お客様のITライフサイクルの全フェーズで最適なサービスを提供します。
<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は全世界の通信事業者の他、一般企業、政府機関などに対して音声、データ、ビデオなどの通信サービスを実現するエンド・ツー・エンドのソリューションを提供しています。固定系、移動体系、および両者を融合したブロードバンドネットワークの構築をはじめ、IP技術、アプリケーション、サービスなどの各分野で世界をリードしており、家庭内、オフィス内、移動中を問わず高度な通信サービスを提供しています。世界130ヶ国以上で事業を行っており、グローバルな活動領域を活かして各国に順応しているローカル・パートナーです。また、業界屈指の実績を誇るサービス部門と通信業界で最大規模のR&D機関として著名なベル研究所を備えています。フランス法人(本社:パリ)で2007年度の売上高は177億8000万ユーロ。URL:http://www.alcatel-lucent.com/(グローバルサイト)
<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、コアネットワーク、アプリケーション、エンタープライズの他、真空機器の事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など、幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/従業員数:約300名/URL:http://www.alcatel-lucent.co.jp/(日本サイト)